1年に12時間だけあらゆる犯罪が合法になる日が制定された近未来のアメリカのお話。
まぁ、911も湾岸戦争も大平洋戦争も自作自演でなされた巨大な犯罪だと考えれば、それを猿でもわかるようにするとこうなるのだよという映画なんでしょうか。
その犯罪のほとんどが殺人で人間の中の獣を解き放す魂の浄化だそうだ。
日本のSF作家がその昔に考えていそうなストーリー。
人間の内には凶暴性とその真逆の両極を持っているわけでそれをわかりやすく富裕層と貧困層に分類したのは現代のグローバル世界の見方としては間違ってはいないと思う。
怒りや復讐心を燃やしても救われる魂はないということか。
暇な午後に観るにはちょうどいい軽い作品だった。
エンドロールに挟まれる「アメリカ、アメリカ🇺🇸」の歌はまさに911の時の雰囲気。
あの時は異常だったよねとようやく言えるようになったかな?