もんからまり

アイ・オリジンズのもんからまりのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

科学で輪廻転生を証明できるのか。科学と信仰と眼の話。割と価値観を変えてくるレベルの映画だった。

虹彩は個々人で特有のパターンを持つため、同じ眼を持つ人間は存在しないはずが、ある時亡くなった妻と同じ眼を持つ少女の存在を知る。
ストーリー通してずっとそうなんだけど、それって奇跡とも言えるし、偶然とも言えるみたいなことがたくさん起こる。ラストだって、輪廻転生が存在するとも言えるし、存在しないとも言えた。
でも結局自分が信じるか信じないか、信じたいか信じたくないかだし、私はあの物語を見て、彼女の生まれ変わりだって信じたかった。

まずテーマが非常に興味深いし科学と信仰の対比が面白い。
特にミミズの話は説得力があった。ミミズは目がないから光の存在を知らないが、実際に光は存在する。だから人間にも感知出来ないだけで、実際に存在するものがあるかもしれない、みたいな話。
存在するか存在しないかはどちらでも良くて、そうだったらいいなって考えるだけで面白い 。いつだって超能力が欲しいし、SF映画みたいなことが起きて欲しいと思ってる。

スティーブン目当てで見たけど、あまり出番なかったなあ。でも面白かったから、見て良かった。