ゆう

アイ・オリジンズのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

iTunesで鑑賞。

もうね、ラストはボロ泣き。
好きこれ。

科学と信仰が相入れないように彼と彼女も相入れずうまくいかない未来が見え隠れ。
だけど、それぞれがその溝を乗り越え、ラストで交錯していく様は美しくて必見。
(キリスト教では輪廻転生は説いてないのでここで言う信仰とは所謂非科学的な全ての"奇跡"と呼ばれる何かを信じるかどうかの心のことを言ってるんだと思う。宗教観を限定してない視野の広さもいいよね)

無理なく引かれた伏線とその回収の仕方が泣ける…。
この世には意味のない事なんて何一つない!って常日頃から思いながら生きてる身としては…前半から後半へとその思いが見事に昇華される素晴らしい流れにたまらない気持ちになる。
こんな結果だな、と予想は出来る、そんなに捻りはない展開だけど演出と脚本の上手さで見事に引き込まれてしまう。

例え科学で証明されていなくても、信じることの意味を少し教えてもらえるし、とてもロマンティックで切なくて美しい愛の物語…。
だけども、運命の人と生涯の伴侶に相応しい人間は必ずしも同じでないという妙に現実的な部分もあって基本はしっかり地に足ついてるところに好感。


どうしてこれが動画配信のみなのか…!憤慨する。



そして、最後にあの子はなんて叫んだんだろうと野暮なことを悶々と考える。
ゆう

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