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沈黙ーサイレンスーのserorieのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.5
人間って本当に残酷で、弱くて、脆くて、腹黒くて。動物の本能なのだろうか。人間には良くも悪くも知恵が備わってよりずる賢く、残虐に陰湿になるのだろう。その弱さや脆さを隠すために、宗教やもしくは権力、そういったものに縋ろうとする。こういう部分を見せつけられると心が締め付けられる。信仰は悪いものではない。何かを信じることによって、本人が救われる、強くなるのであればそれは良い影響だと思うし、誰にもそれを止める権利はなく自由であるべきだと思う。けれど、周りを巻き込むものではないし、自分の命や人生を捧げるほどのことがあってはならないと個人的には思う。何よりも大切なのは私たちひとりひとりの生命や意志だと思う。
"山河は改む"
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