このレビューはネタバレを含みます
NHK BSプレミアム放送分を
録画して鑑賞。
個人的意見としてつらつらと書きます。
考えが合わない人もいるとは思いますが
あくまでも個人の感想なので
そんなに気にしないでください。
信教の自由は認められるべきと思う。
その点において、
日本のキリスト教弾圧は汚点である。
他人に迷惑をかけないのであれば
何を信じたって良いと思う。
キリスト教でもイスラム教でも
拝火教でもブードゥー教でも。
迷惑をかけないのであれば。
統一教会に関しても
安倍晋三亡き後に
ようやっと政治的介入が始まったが
信教の自由を弾圧しかねない状況は
あまり好ましくは無い。
アレフだって信じてる人は
自由に信仰していいと思ってる。
繰り返しますが
他人に迷惑をかけないのであれば。
ただ
布教に関してはやめてほしい。
あなたが信じるのを邪魔しないから
自分の事は放っておいて欲しい。
一応、我が家は日蓮宗です。
自分で決めた訳でも無いですが。
「炎の男 日蓮」の映画を観た時
いや、日蓮やべー奴だなと思い
ちょっと好感を持ったけど、そのぐらい。
内容うろ覚えだからマークしてないけど
怒ったら雷落ちたり、なかなか派手な話。
熱烈な信者でも無いし
神にも仏にも手を合わせる。
お正月には神社に行き
お墓で先祖にもご挨拶して
お寺もお参りする。
七福神巡りも楽しむし
お稲荷さんや道祖神にもご挨拶する。
要はなんでもあるしポリシーが無い。
多分、平均的な日本人の考え方。
中学生の頃に、塾の先生が言っていた
信じる気持ちが大事であって
対象は何でも良いという考えが
自分の宗教観の根底にある。
神様は、石でもぬいぐるみでも
愛車でも何でも良いのだと思っている。
なので
他の宗教を批判する
唯一神のキリスト教とイスラム教が苦手。
日本には800万の神様がいるから
唯一神とか、ありえない。
布教する人達は
神の教えを伝えたがる。
真光、創価学会、幸福の科学、
オウム、統一教会、などなど。
あなたのためを思って言ってると。
余計なお世話だし、構わないで欲しい。
この作品でも語られる
日本人の気質と宗教観。
ザビエルや鑑真などは
命がけでこの国に来ている。
この作品の2人もそうですが
布教と師匠の安否確認に
命をかけるのは自分にはできない。
神が沈黙している、そりゃそうだ。
自分の中ではキリストは民間人。
神様とは高天原にいたり
ギリシャの神やケルトの神
インドの神などが神様って感じ。
大日というお日様が神。
一柱の神様よりも自然との一体感を
日本人は大事にするというのは納得する。
パライソという言葉で
諸星大二郎さんの漫画の
妖怪ハンターを思い出しました。
アダム・ドライバーさんって
こんな役ばっかやってる印象。
土左衛門になっちゃった。
日本人俳優も豪華でしたねぇ。
大好きなイッセー尾形さん。
ハリウッド作品といえば浅野忠信さん。
不思議な役どころの窪塚洋介さん。
ワンポイント登場も豪華！
あの人出てるのにこれだけ？って
レベルで、かなり素敵な俳優陣でした。
ただこの作品のテーマって
主人公のキリストとの対話なのか？
何か、深いようで浅いような。
いろいろ考えさせられる作品である事は
間違いないですね。
2023-282
