フリーザ

沈黙ーサイレンスーのフリーザのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本にキリスト教を根付かせようとする宣教師と、それを弾圧する幕府の話であり個人の信仰や神の沈黙といった話であり。
劇伴が無く2時間半強という長尺、またテーマの重さもありかなりヘヴィな作品であった。

日本人はキリスト教を正しく理解してないのではないか、宣教師達も日本を理解していないし言葉も学ぼうとしない、という指摘が鋭く感じた。
家族が殺されても踏み絵はするし助かる為なら十字架に唾を吐くキチジローが最後まで信仰心を全く捨てず、神の存在を疑うことなく主人公に許しを乞うラスト付近のシーンが特に印象的。その後の主人公の生き方やラストの奥さんの行動からしても何をする・何を言うとは別に、それぞれの人の中に信じるものがあるんだという話だと思った。
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