みうさん

沈黙ーサイレンスーのみうさんのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

何度も泣いてしまった。
原作を読んでいたので、後半が駆け足なのが気になった。多分ディレクターズカットでは厚めの後半になっていてほしい。
ガーはとても良かった。劇場で終わった後にちょっと綺麗すぎるという声を聞いたけど、確かに、でも、それがいいんじゃない?と思いました。
窪塚はトゥーマッチなところもあったけど、頑張ってた。浅野忠信がとても良かった。原作は浅野忠信で再生しながら読んでいたけど、それとほとんど乖離のない人物像だった。塚本晋也がとてもよく、何度も泣かされた。他の日本人キャストもよく、日本語も一ヶ所アレ?というのがあったけれども、それ以外は完璧で、侍の所作などもよくできており、感心した。日本人は興味を持つけど、アメリカの南部のクリスチャンな人たちには受け入れられなそうだから、本国では大変そう。
アダムの出番がもっとあっても良かったな…。あの人(出てるの知らなかった)とのツーショットのシーンが最高すぎたので、この二人のコンヒサンコントみたいなのやってほしい。ここだけ笑った。
ほとんど環境音で音楽らしい音楽はありません。一ヶ所あれ?っていう使い方はあったので、あれは意図したものなのかな…。
ラストの蛇足部分は賛否ありそう。嫌じゃないけど、分かりやすくしすぎ。断定的すぎ。キチジローの場面も原作とは違うから、微妙。でも、全体的にはすごく好きだったので、もう一回観ます。
キリスト教わからないから、分からないみたいな感想見かけるけど、逆じゃないかな?って思う。クリスチャンが見たら、は?っていう映画なのでは?

字幕/松浦美奈
みうさん

みうさん