現代の日本に住む私たちは宗教を信じずに生きているので、信仰と迫害の間で苦しんだりする必要は無いけれど、逆にあんなに命がけで信じたいと思うものもないな、と思った。
信仰なしで生きることが当たり前な私にとっては、人が死んでまでも何かを信じる必要はあるの?とか、信じるものが違うからと言ってあそこまで残酷に迫害する必要があるの?とか疑問を持ってしまう。でも、あの時代にはあの時代の常識があって、今の私たちの常識も、あと300年したら「あの時代は狂ってた」とか言われるのかな、、、と考えたりもした(例えば死刑とか、、、)
自分は勉強が足りないな、宗教を信仰したことがないから共感が難しいな、と思うことが多かった。とても面白いな、と思ったのは、どの登場人物も完全な善人や悪人がいないことで、複雑な役を演じきれている役者の皆様はすごかった。