骨折り損

沈黙ーサイレンスーの骨折り損のレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.4
深くのしかかるその重みに耐えられずに席を立つ。
弱者と強者がはっきりと存在する映画で弱者の反乱なしで話がまとまっているのは新鮮だった。派手な展開で一時的に観客の緊張感を煽るのではなく淡々と進む話でも徐々に画面に惹きつけられていくのは脚本が非常に繊細な作りになっているからだろう。これはキリスト教を題材にした映画だが、言論の自由という普遍的なテーマを描いている誰もが共感できる要素のある作品であることは間違いない。
骨折り損

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