スコセッシ監督による遠藤周作原作、篠田正浩監督の映画のリメイク。
日本になぜキリスト教が普及しなかったか(弾圧の仕方および思想的な相性; 山本七平氏は日本人キリスト教徒は、実際は日本教キリストびと(派)と表現した)や、カトリック的な善とプロテスタント的な善の違いについて考えるいい題材のように思った。
おそらくプロテスタントの人なら踏み絵はハードルが低いように思うけれど、これをカトリックの遠藤周作氏がキリスト教を棄教したフェレイラ神父(日本名: 沢野忠庵)を取り上げて描いたことが深い意味を持つのだと思う。
