子供のころに教科書で
踏み絵のことを読んでからもずっと
そこに『神』がいるはずないんだから
踏めばいいのに、って思ってた。
どこの時代でも、どこの土地でも
こういうことは起こっているけど
生贄を誰にするかで紛糾したり
ただ単純に死後の世界に
未来を見出したり
今でこそ、それは宗教なのかな?
信仰なの?と思えるけれど
だけどやっぱり
当時の生活の厳しさ苦しさから
なにかすがるものが形のあるものが
必要だったんだな、と。
欲しかった、のではなく。
宗教の有無や違いは関係なく
等しく、みんなが抱えている問題が
あぶりだされ、出て来たのが沈黙
なのかな
日本の描写もへんなところがなく
安心して観られた。
塚本晋也が凄く良かった。
けどスコセッシは
やっぱり長いわー