いき

ホーンズ 容疑者と告白の角のいきのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます


毛深い。
いつものことながら、毛深い。


ハリーポッターじゃないラドクリフが好きなので、これも早めに観たかったんだけど、どうにもこのB級ファンタジー感が苦手で避けてました。
やっと頑張って観たけど、B級はB級よな…


角が生えるってのは
「妻を寝取られた男性の象徴」ってどこかで読んだことがあり、
始めからなんとなく真犯人はこの人じゃろ…と目星をつけて見てた。

あと単純に。悪魔の角だから
悪魔相手だと人間は何でも本音を言いたくなっちゃうだとか、欲望に忠実になっちゃうってのは、ドラマの『ルシファー』で見たやつ。
その程度の知識でも全然大丈夫な映画でした。ダークホラーファンタジーだからね。


前半はそこそこ楽しかった。
まず子役が可愛かった!
『ぼくのエリ』もそうだけど、モールス信号勉強するシチュエーションがエモい。映画だからエモい。

色が印象的なのも良かった。
血、イグの服と車、メリンの家は赤。
鬱蒼とした森の緑。


後半急にB級ホラーファンタジー色が強く出て来て、コメディなのかなんなのか微妙だった。絵面で笑えるけど笑っていいのか分からんかった。
蛇🐍首に掛けたまま復讐して歩いたりだとか…
あの農具、ピッチフォークて言うんだね。いかにも悪魔なアイテム持たせてるから、やっぱり笑いどころだったのかも。


なんか全体的に「痛い」内容だったな。
上手くまとめようとして、だいぶ力技が入ってる。病気のこと、痛い思い込み、残された手紙、なんだかんだで兄弟愛とか。

役者の演技は文句なしです。
そこは破綻もなく安心できたので良かった。

※追記
・イグって名前、クトゥルフの蛇神🐍
・パーセルマウス
・やはりこれはコメディ
いき

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