ふじこ

レクイエム 最後の銃弾のふじこのネタバレレビュー・内容・結末

レクイエム 最後の銃弾(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーーーん、90年代の風を感じる…。

仲良し3人組の男たちが仲良く警察に入り、一人は昇進(ティン)、一人は潜入捜査官(チャウ)、一人はヒラ(ワイ)としてやっている。
麻薬組織に潜入しながらも臨月近い妻を持つチャウは、もう辞めたくてしょうがない。捜査を指揮しているティンは、台湾に入りまくる麻薬の元締めを逮捕したくてしょうがない。
二人が激突するのを宥める役がワイ。とあと仲間の眼鏡くん(名前失念)。

いい感じに進んでいたブッダと呼ばれるタイと台湾を舞台に暗躍する麻薬組織のボスの捜査。いい加減ほんと嫌になったチャウが取引は中止だと組織に忠告する。
それを知らない捜査班が待ち構えていると武装ヘリが飛んできて地上の警察を組織の仲間ごと銃撃。眼鏡くんは死ぬ。
崖に追い詰められた3人はブッダの娘を人質にするも、1-1交換しかしない、3人の内お前が選べ、と言われ、もうすぐ子供の生まれるチャウを選び、ワイは撃たれて何故かめちゃくちゃワニのいる湖へ落下。

全ての責任を取って窓際書類整理係へ転落したティンと、昇進したチャウ。助かった二人は5年後、目も合わさないような関係に。
そんな中、ブッダの息子が殺され麻薬を奪われる事件が発生、そいつを囮にブッダを引きずり出す作戦に。書類整理が口出すな、みたいな態度のチャウをなんとか説得して作戦へ。
そんでなんかよく分からん車の打つかり合いがあって車を降りると、死んだはずのワイがブッダの組織の良いポジションに就いていた事が発覚。
序に、かつての作戦が失敗したのは暗にチャウのせいよ、ティンも見捨てやがって絶対許さんからな、みたいな事を言う。まぁ分かる。

面倒だから端折るけど、妻子が誘拐されたチャウを助けたり、そこでなんか仲直りしたり、ブッダの息子を殺すように仕向けたのがワイで、一緒にやったろうぜ!みたいになるけどブッダは見抜いててピンチになるけど、なんかのスポーツかよってくらい爽やかな銃撃の後、ワイはブッダの娘で妻である美人を亡くし、後を追うように死亡。
ティンはブッダの銃弾の盾になり、自分の後ろからチャウに撃たせて決着。チャウも死亡。なんか謎の歌が流れる。

男たちの友情と裏切ったけどゴメンね!いいよ!見捨てたけどゴメンね!いいよ!うぉぉぉやるぞぉぉぉってなる映画。で、実際やりきって死ぬ映画。チャウだけ生きとる。一番どの面下げてって感じだけれども、妻子いるバリアと精悍な顔バリアはつよいみたい。

最後如何にもな感じの歌が流れて終わるのはちょっと笑ってしまった。
個人的には、ワイの母親をお見舞いに行くシーンは好きだったかなぁ。ギュッと無駄なシーンをどうにかすればもっと良かったのに。
ふじこ

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