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レクイエム 最後の銃弾のmz5150のレビュー・感想・評価

レクイエム 最後の銃弾(2013年製作の映画)
3.8
アマプラ、8月に亡くなったベニーチャンを偲んでこの名作を再鑑賞、基本エンターテイメント寄りの彼の作品群の中では最もシリアスな部類であり、香港ノワール&バイオレンスを代表する作品である。

前半の幼なじみ3人の潜入捜査の葛藤や究極の選択を経て後半の驚愕の展開からラストの銃弾とペルベットへと血の饗宴へと至る見事な流れでラストはジョニートーやウーの息吹きも感じる。前半と後半のニックチョンの変化振り、ラウチンワンの選択と後悔、ルイスクーの臆病さと家族愛と三者三様の人間模様と悲壮感はさすがの香港、フーアムアイと並ぶベニーチャンの最高作である。感謝と共に冥福を祈る。
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