こちらから登場人物の心情に大きく歩み寄らないと退屈に感じてしまう作品なのかなと感じました。
時間軸がバラバラであったり、場所がいろんなところを行き来するので一旦おいていかれるとなかなか追い付けない構成でした。
途中で私も追えなくなってしまい、わからないところは深く考えずただ映像美に浸ってました。
個人的には、観てる人をドキドキとさせるような人物同士の濃厚な絡み合いの多さについていけず、、、
題名から歌で物語を繋いでいくような話かと思っていましたが、
歌はどちらかというと話を補完するような役割で、
ララランドのような映画をイメージしていた自分にとっては少々物足りなさを感じてしまいました。
起承転結やハッキリといった展開がなく、お互いの心がはっきりとしない曖昧なところが、逆に現実にちかい関係性を巧妙に描写しているのかなと感じました。
映像においては、広角レンズを使ったホームビデオのような描写があり、まるでその世界の一員になった印象を受けました。
また、よりの映像が多い分引きで撮られた映像が際立って美しかったです！
超豪華俳優の一流の演技を間近に肌で感じる、芸術性の高い作品だと感じました。
