Takuji

パパが遺した物語のTakujiのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.5
父娘の苦悩が見ていて辛い。
幼少期に幸福を知っていながらそれを奪われたら、そりゃあ何かしら歪むわな。目の前に幸福があるのにそれを素直に受け入れられないケイティ。ソーシャルワーカーの仕事をしているのも、きっと自分を投影して救われる子どもを見たかったんだろうな。
事故で痙攣と躁鬱という病を抱えながら、経済難と子育てと仕事をしていく父親のストレスも計りしれない。
救いはケイティが出会いに恵まれて良かったってとこ。ラストは、その後の彼女の幸せを願ってやまなかった。
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