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パパが遺した物語のmizのネタバレレビュー・内容・結末

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトル的にいい話なんだろうな〜と軽く寝る前に見ようと思って見始めてしまって、思った以上に心が揺さぶられてこんな時間まで見てしまった…

一言でいうと私には悲しすぎる…のでスコアは低めです。ただお父さんが娘をとても大切に育ててるところとかほっこりします。ほっこりする分心が痛いんだけど…

以下ネタバレあります。

早くにお母さんを亡くして、お父さんが1人で娘を育てるんだけど、お父さんが病気を完治させられてないのに、娘を取られないようにその病気を隠して懸命に大事に大事に育ててる姿が微笑ましいんだけどすごく悲しくて…
娘と隣で並んでお父さんはタイプ打って小説を書いてて娘は絵を描いてて、一緒に歌って一緒に公園で自転車を漕いで…っていう成長していく娘の姿とお父さんの愛情がすごい微笑ましくてそういう大事に育ててるところがたくさんあった分、お父さんが大変な思いをしてるシーンが余計心が痛くて見てるのが辛かった…

ケイティが人を愛することができない、感情がない大人になってしまったのは逆を返すとすごく愛してた人、父がいなくなってしまったことの恐怖をもう2度と感じないようにするために心が守ってて、そう育ってしまったんだなと思うとまた辛いし、人を好きになって信用しても裏切られたりいなくなってしまうことが怖くて本気になれないケイティの心情にもすごく共感して見てしまった…

お父さんの本の中身をもうちょっと知れたりしたら良かったなって思うけど、大事な存在を見つけてそれにケイティが気づけたのでよかったな…と父の目線で観終わりました。(笑)
いやでもほんと、辛い。涙なしでは見れない…ほんと、お父さん生きてて欲しかったし完治して欲しかったしそのままケイティと幸せに暮らしていって欲しかった…思い出すだけで辛くて涙出る…ので泣きたい時に見たらいいと思います。ただ心に残ります。悲しくなります。

ケイティお幸せに…!!!
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