キットカットガール

映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~のキットカットガールのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

★顎が豪快にずれた羊達の笑顔がたまらない笑

PLAZAに行くとよく目につくショーンのぬいぐるみ。然し、実態を一切知らなかった為、今回ついに作品に触れられて本当に良かった。もうスルーは出来ないな。笑

まさかの全編台詞なし!予想もしていなかった為、結構驚いた。『ウォレスとグルミット』同様話すのかと思いきや、人間も音を発するのみで長編にしては斬新な手法だと思った。しかしながら、きちんと終始正確に伝わってくる。見事に成立していて、ストーリーもキャラクターの想いもスルスル入ってくる。こうなるともう言語なんていらないんじゃないかと、英語勉強しなくていいんじゃないかとさえ思ってしまう。笑 冗談はさておき、表情(顔の筋肉の動き方、開閉を含む目の動き等)や体の動き(手足の動き、動かす速さ等)を最大限に駆使すれば、それだけで想いを表現出来て、身体は心に伴って大いに変化するのだと、体が持つある種の潜在性に気付かされた。チャップリンやMr.ビーンもそうだけれど、動きで人の心を掴むのはやっぱり凄い。

とにかく終始ほっこりほこほこで、癒された。”大切なものは失ってから気付くよね”と、ラストは思わず涙。笑 まさか泣くとは、自分の涙脆さに少し引いてしまった。笑 とにかく、物凄くシンプルなテーマだったけれど、仲間って素敵だなぁと、良い仲間がいれば限界を越える事も互いを支え合う事も出来る。直向きで従順な動物達が私のひん曲がった心を整えてくれた。

✴︎何やかんやブタさん達はキチンと掃除するから可愛げがあった。笑 めっちゃ必死だったな。笑