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やさしい人のneroliのレビュー・感想・評価

やさしい人(2013年製作の映画)
4.2
◼️やっぱりいけていないおっさんだった?!◼️
 
 
『女っ気なし』でいけてないハゲデブオヤジを演じたバンサン・マケーニュ氏が、本作でも主役〜✨
 
バンサン・マケーニュ氏が出てくると、なんだかホッとした気分になる私です、笑

最初は『女っ気なし』の役よりいけているじゃない〜と、ちょっと彼を見直して見ていた私でしたが…。
 
だんだん、やっぱり彼いけていないかも…と、がっかりすると同時に、マクシムに同情する心理に傾くように〜笑 
 
 
恋愛対象の若い女の子、メロディに花束を持って駅に迎えに行くシーン。
 
サッカー場まで彼女を探しに行くけど、警備員に断られるシーン。
 
おっさんなのに切ない〜😢
 
 
そして、”ロリコン”とまで言われる始末…。
 
縁がなかったと思えばいいんだよ、もう追いかけるのやめなよ〜と思い見ていましたが…
 
しかし、心済むまでやりたいようにやれば、いいこともあるのかも?!
 
 
ところで、原題は『Tonnerre』って地名なのに、邦題は『やさしい人』。
 
”やさしい人”って解釈が難しい〜
 
”やさしい人”というのがメロディのことを指しているならば、マクシムの刑を軽くする方向では”やさしい人”かもしれないけど、男たちを引っ掻きまわす点においては”いやな女”だ。
 
 
本作みたいな恋愛関係って、もうちょっと若い時に経験しといた方がいいよね〜
 
おっさんになってから経験すると大変なことになる、笑
 
 

 
◼️ギョーム・ブラック監督らしからぬ展開〜?!◼️
 
 
途中、拳銃が出てきた時にはどうなるんだろう?と思いましたが…。
 
ギョーム・ブラック監督作品だから、安心感はありました〜✨
 
同監督はフィルム・ノワールを意識したみたいですね〜🔫
 
 
現在、ユーロスペースでギョーム・ブラック監督の「みんなのヴァカンス」特集で上映中〜🎬
 
夏を味わえる映画ばかりかと思っていましたが、本作は、冬景色がとてもステキでした〜⛄️ 

 
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