やさしい人の作品情報・感想・評価

「やさしい人」に投稿された感想・評価

al

alの感想・評価

3.9
ギヨーム・ブラック監督の作り出す時間軸と場面のつなぎが独特で、先の読めない展開にどんどん引き込まれた。

主人公は中年ミュージシャンのマクシム。
都会から郊外に住む父親の元へ移り住み、曲を作ったり若い恋人メロディと幸せな時間を過ごしたり。前半はマクシムの穏やかで幸福に満ちた日々が描かれる。後半からは一気にサスペンス展開。

マクシムの大胆な行動には大丈夫かこの人?!と不安になるが、彼の不器用な誠実さに気付いたとき不思議と優しい気持ちで溢れた。並行して描かれる父子の関係性もまた奥深くて温かい。
詩好きなわんちゃんにも癒される。

本当は「女っ気なし」が観たかったのだけどそれはまたの機会に。
ジャケ写の雰囲気がどこかカウリスマキを彷彿させる、、このわんこが可愛いです!^_^

中年にさしかかる、それほど売れてないミュージシャン。若い彼女との短い恋。溺れる気持ちは分かるけど、、、それはあかんやろ、、自分が惨めになるだけ、、やめとき、やめとき、、心がざわつく、、^^;

いい人がやさしい人に格上げ?される話かと思ったら、どちらかと言えば格下げした感じがした。「女っ気なし」で、あれだけ心をかき乱されたのに、、。

それでも、ヴァンサン・マケーニュはこの特集で、忘れられない存在になった。

トネールという街はとても絵になる風情。雪の舞う湖(池?)も美しい!

これで、今回の特集はコンプリート。またひとり好きな監督が増えた^_^
ギョーム・ブラック監督。
都会に疲れた中年ミュージシャンのマクシム(ヴァンサン・マケーニュ)は、父親の住む郊外の街トネールに戻るが、そこで若くて瑞々しい魅力を持つメロディ(ソレーヌ・リゴ)と出逢う。年の離れた2人は不思議と急速に惹かれ合うが、、

『7月の物語』『勇者たちの休息』に続いてギョーム3作目。7月〜に比べると比較的シリアスなタッチ、でも細かな心理描写を捉えて描くのはギョームの真骨頂か、、特にマキシムの精神がどんどんダークな感じになっていく様子はリアル。理解もできる。ただ10代20代ならともかく、いい歳のおじさんがああだと、本人も辛いかもしれんが観てる方も違う意味で辛い、、、たとえ心穏やかでなくとも表に出さない術を知りたいもの。まぁ男はおじさんになっても心は少年なんですよね(^_^;)

正直ラストのメロディの行動は意外だった。普通ああはならんから。彼女の心理をアレコレ想像させるのもギョームの狙いか^_^ただこれで夢みちゃうおじさんが増えると怖い(^_^;)

茶目っ気のあるお父さんが最高^_^フランス人は女性と自転車が好きなんですね〜!!
寒々と雪に閉ざされる田舎町の冬があり、年老いた男たちがその寒さの中で応援する弱小サッカーチームがあり、「後期高齢者」といった体の父親の自転車装束が様になる。
そんなフランスらしいしみじみ映画。
妻の癌末期に若いガールフレンドと突如出奔した過去のある父親が、他のエピソードも含めて、主人公(息子)の合わせ鏡になってるので、まあ父親の映画って言ってもいいかも。
あと、もちろん抱擁や接吻、そしてまぐわいの撮り方もまたフランスらしい(さっきのも含めて「私の中のフランス」だけど)しみじみした映画でした。
JTa93E

JTa93Eの感想・評価

3.4
あのプーさんがまさかこんなヤバイ奴とは。


その気にさせる方も、その気になる方もどっちも悪いね。

ソレーヌ・リゴがフランス女優感と愛嬌の両取りで凄く良かった。メロディは厄介な女やったけど。

突発的な行動の後に痴情のもつれってのが、アホらしくて理解したくもない世界の構造。てか、やさしくないやんって。

着信画面で「Papa」ってなんかええな。


あとあれってAJオセール?気のせいかな?
悲しくて、でも優しくて。最後にはまた新しい始まりがあって。
ギヨーム・ブラック好きだなぁ
人の気持ちが他人から「見える」事などあるはずないのにどうして自分なら理解できると傲慢になれるのだろう。その愚かさ、それを一晩寝かした上で許してあげる寛容さ。詩の朗読を聞くのが好きな犬ってなんか可愛い。
S

Sの感想・評価

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詩好きなワンチャンとか細かいところまでセンスがあって、マキシムの不器用な優しさがよかった
こういうのをちょっと嫌と思っちゃう程度のリベラリストに成り下がったんだこの星で俺は!
全然優しくないやんw!
ヴァンサン・マケーニュのアドリブダンス、雪の中での赤面など見所多め。
ベルナール・メネズの画面占有率高っ!
『女っ気なし』に続いて、またもや天使風少女が…。
ゴシックで神秘的なトネールからインスピレーションを得た奇妙で美しい作品。
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