自意識を拗らせた若者たちの楽しくも儚い物語。とてもとてもまっすぐな「ボーイミーツガール(もしくはガールミーツボーイ)」。感情移入する人物によっては鑑賞後に絶望と諦めを感じざるを得ないのだけれど、それで良いんだよな〜。最高の出会いさえあればその後にどんな別れがあろうとも！こんなひと夏の思い出があれば何も言うことはないのです。
そして音楽から得られる幸福がとにかく大きい。劇中の楽曲はどれも素晴らしすぎて、何でもない日常の場面で踊るのがごく自然なことに思える。そりゃ踊りたくなるよ。次々出てくるポップミュージックや名作映画からの引用にもニヤニヤしてしまう。
夏の終わりは名残惜しいけど、また新たな出会いに希望を！
