菩薩

夜の片鱗の菩薩のレビュー・感想・評価

夜の片鱗(1964年製作の映画)
3.5
クズな男と馬鹿な女の救いようの無い共依存。何もかもが古くさい話、とも言えないのが現在の大久保公園あたりに広がる光景か、男と金の為に道端に立つ女。話がどこまでも醜悪な分、執拗に光を照らそうとする撮り方が妙に悲しい。男性機能を失った途端急にしおらしくなる男、所詮はメンツとチンポがもの言う世界、そこから弾かれ女の下着を洗い女の帰りを待つ男。違う男について行けば救われると言う話ではない、所詮は男の世界でモノ化される女の一生。女性にはなかなか厳しい、観るに堪えないシーンもあるだろうにおススメはしない。
菩薩

菩薩