何の気なしに観たけど良かった。
ファン・ジョンミン安定の演技。この人は擦れてる役と内に秘めてる感情を表に出すのが上手すぎる。極端に太ったり痩せたりして体型を変えるわけでもないのに、毎回ファン・ジョンミンではない映画の登場人物として認識させられる。
前半の2人が愛し合うまでの過程をもう少し時間をかけて描いて欲しかったけど、映画には時間に限りがあるからしょうがない。全体的にテンポも良くて状況に引っ張られすぎず、必要以上に暗い気持ちになることなく最後まで観れた。エンディングもスクリーンに映るべきもの、人、状況が整っていて、存在しない人の余韻と存在する人の感情が伝わってきた。
