クズ男とそれに惹かれる女を描かせたらピカイチのホン・サンス監督。
ホン・サンスと日本人俳優、加瀬亮主演。
韓国人の元カノ、クォンを忘れない森はソウル行きの飛行機に乗る。
その中で書いた手紙をカフェで読むクォン
。森がソウルでどんな風にクォンを待っていたか一つ一つ描かれる。
クォンが手紙を読むのも、
森が通うカフェも
「自由が丘8丁目」
ひたすら待っている姿、苦悩する姿が描かれる。
ホン・サンスの癖に森があんまりクズじゃない。むしろグイグイくるムン・ソリに負けて身体の関係になる程度。
普段のホン・サンス映画みたいに酒に飲まれてクダを巻いて女にすがったりもしない。
描かれるシーンの時系列がバラバラな理由も、ホン・サンスなのに伏線があって回収されてて!!!みたいな。
ホン・サンスなのにベッドシーンはあっさりしてて、ちゅうちゅう言わせてるキスシーンくらいしかない。
なんかホン・サンスの癖に切なくて爽やかでハッピーな映画に仕上がってるじゃん!みたいな。
ユ・ジテ はあんなクズ男にしておいて加瀬亮ならそうはしないのかよ!みたいな。