なおまる

情愛中毒のなおまるのネタバレレビュー・内容・結末

情愛中毒(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

またもやスタイリッシュ不倫映画である。軍人と部下の妻という設定は素晴らしい!濡れ場にモザイク付いてるのには、ビックリした。本当に致してるのかと思うほどで、今作の見せ場のようだ(大喜び)

しかし、不倫映画の「そうはならんやろ」的な流れに脳が追いつかないことが多い。
ミョーに美談にまとめようとするからじゃないの?もっと滑稽、またはドライな顛末でいいのにな。不貞をはたらく時点で、理性なんかないわけだし…いい歳の男女が動物化してるからおもしろいのに。

今作で言えば、クールな大佐が不倫相手にすげなくされて大暴れ。挙句に粘着してしまい、イタイ男と化す。それはいいんだけど、何が彼をそうさせたのか?3回しか致してないのに(´・ω・)やっぱり共感できぬ

女の方は迷惑行為の数々を受けてたし、普通は敬遠しませんか?※大佐は異国で死ぬのだが遺体の腕には女の名前が書かれており、ツーショットの写真を始終胸ポケットに入れていたことが判明する。もはやホラーやんけ

彼の死を知って泣き崩れる彼女の気持ちが分からなかった。私だったらゾッとする。大佐は堕ちるところまで堕ちたんだし、泥臭く這いずり回るように生きて欲しかった。本当の愛を知ったのなら余計に。

edでは手嶌葵さんのroseがまた不倫の美化を加速させてしまう。合ってない、合ってないぞ!
なおまる

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