もね

情愛中毒のもねのネタバレレビュー・内容・結末

情愛中毒(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソンスンホン初のベッドシーンに挑戦した映画なんだとか。そのせいかベッドシーン多い。しかもボカシも多い。トニーレオン主演の香港映画ですか?ってくらい。

とにかく中学生ばりに悶々してて自分の行動が全く見えてないジンピョン。
相手役のイムジヨンは「上流社会」でパクヒョンシクの相手役の子。あの時は地味だなと思ったけどこういう近現代ものは似合うのね。黒木華みたいなものかしら。

アラフォーおじさんのドキドキ初ベッドシーンよりもいくらソンスンホンとは言え、一回りの年上を相手に大胆なヌードを見せたイムジヨンを評価したいわ〜。綺麗だったし。

オリジナルタイトルは「人間中毒」
確かにどハマりしてたわ。

*****

上官の娘と結婚したジンピョンはベトナム戦争のトラウマはあるものの順調に出世している。後は子供だけという生活。
ある日、転属してきた部下の妻ガヨンに一目惚れ。

ここからとにかく悶々、悶々しまくり。
上手いこと事に運んでからはさらに悶々。
会議中に思い出しては悶々。
夫である部下の顔を見ては悶々。
妻といても悶々。
中学生か!ってくらい悶々。

二人になるためには部下を出張させちゃう。

ついには義母に恋心がバレたガヨンだけど、息子がガヨンをほぼレイプで物にしていたり性格が悪いのも知っているので責めることはしない。

ガヨンは義母や周囲への罪悪感から離れようとするんだけどジンピョンはとにかく悶々。

果てに部下に濡れ衣着せちゃえ!とやってみたもののバレちゃって、飛ばされるのかと覚悟したらまさかの昇進!
ついでに妻がようやくの妊娠を発表!

追い詰められたジンピョンはこれ以上はダメ!と拒否するガヨンを責めまくる。呆然とする妻や他の部下を前になんで俺を捨てるんだよ〜、惚れさせたんだよ〜と醜態をさらす。

恐らく妻は流産。
て、そうよねぇ。辱められるわ、夫は不名誉だわ、不倫してるわ、流産だわでおかしくなりそう。
妻を演じるチョヨジョンは「ベビーシッター」でも不倫にどはまりされる妻だったわね。

今度こそは終わりと思ったら最後の最後。
懲りもせず家にやってくるジンピョン。
ダメだダメだと言ってるのに辛いよ〜と言いつつ胸を叩くついでにピストルでズドン。
今度は不倫相手にも恥をかかせたよ。

美容室で奥様方の井戸端会議。
あんなになっちゃってね〜、ププって感じなんだけど、死ぬほど愛されるってどんな気持ち?ああなったらついていく?という話題になって。
皆んな、黙り込む。
現実があるけど、そんなにまで惚れられる羨ましさってあるんだよね。

で、最後の最後まで純愛を貫いたおっさん。
もね

もね