ほしのこ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのほしのこのレビュー・感想・評価

3.7
とても分かりづらいけれど好きな作品でした。消化するのに時間がかかる系が好きな方へオススメです。
また、邦題が‥なんだか‥と思い、原題はなにかと思ったらdemolition 壊滅とか破壊という意味でした。
むしろそっちの方が内容が分かりやすい気がします。

ネットでIN MOVIESさんのサイトの考察を拝見したのですが、すごくわかりやすかったです。

(引用)正直に生きる事、そして自分のそばにいる大切な人について、その大切さの再認識、再発見をする物語です。

なるほど、あの日本猿のグルーミングは、社会性の意味ね、とか後から意味がわかりました。

無関心からの破壊、そして分解作業は、なんだか主人公は泣いていないのに、こちらがすごく悲しくなります。

最初は誰に読んで欲しいわけでもなく、顧客窓口へ手紙を送ることでコミュニケーションをはじめ、
そしてジュリアとの会話で、だんだんグルーミングのような人間らしさを取り戻します。
息子クリスとの関係も、フラットな感じで素敵でした。
ほしのこ

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