冨士洋

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの冨士洋のレビュー・感想・評価

4.3
破壊→再生ではなく
再生の為の破壊
妻を始め様々なことに興味が薄かった主人公が妻の突然の死や、義父の言葉をきっかけに色々な事に気が付く様になり、次々にモノを分解・破壊していく。
家をブッ壊していくシーンは胸が締め付けられた(始めはあんなに素敵な家を勿体無いと個人的憧れもあったけど)
当たり前に続いていた結婚生活。
急に妻がいなくなり、当たり前の日常はもうない。
それはもうそれまでの自分ではないということ。
想像もつかないけど自分ならどうなってしまうのだろう。
妻への興味が薄かったのではなく、当たり前に日常に溶け込んでいることが愛だったのではないかと思う。(女性には怒られそうだが)


ジェイク目当てで観たけど改めて演技力の凄さを感じた。
初めて泣くシーン、メリーゴーラウンドのシーンに涙。

If it's rainy,You won't see me.
If it's sunny,You'll think of me.
冨士洋

冨士洋