妻が亡くなり、悲しくなるはずが、何も感じない。
まるで、悲しさという感情がどこかへ去ってしまったように。
そんな空っぽな心に埋め合わせる”何か”を探すために、身の回りのあらゆるものを破壊していく。
そうして、辿り着いたものとは一体何なのか?
空虚な男ディヴィスに焦点を当てることで、彼の頭の中を覗いているかのような感覚に陥ったし、
カメレオン俳優の異名を崩さない素晴らしい演技で心の底をえぐられるような感情が終始続いてました。
ナオミ・ワッツ、クリス・クーパーなどの演技も素晴らしく、ジュダ・ルイスも子役ながらなかなか良かったです。
ただ、ストーリーの盛り上がりが少なかったせいか、中盤は少し退屈。
本軸のストーリーが少し弱かったのも原因なのかな。
ジェイク・ギレンホールの繊細な演技が観たい人には強くオススメしたい作品。
ストーリー ★★★☆☆
キャラクター ★★★★☆
演技 ★★★★★
映像 ★★★☆☆
演出 ★★★☆☆
音楽 ★★★★☆