このレビューはネタバレを含みます
原題は Demolition (解体)
これも原題の方が遥かにストレートでいいパターン
この作品において解体するという行為は随所に現れていて(会社内の備品を分解したり家を壊したり)明らかに何かのメタファーとなっている。
それは主人公と周りの人の関係であったり、主人公が無関心だったために心の中に塵や不要な瓦礫が積もってしまった状態でもあった。
その心の中にはもともと気づきや好奇心があって、今までは見えていたけど、心に響かず埋もれてしまっていた。
この解体という作業は、これらを掘り起こし、自分の感情に向き合う流れを意味していたのではないか
ギレンホールは表情で多くを語れる素晴らしい役者