ローズの秘密の頁（ページ）のsoumenのレビュー・感想・評価

精神病棟に暮らす老女ローズが、彼女の日記から過去を振り返り真実が明らかになっていくお話。厳しい宗教に縛られた閉鎖的な街では美しい女性であることだけで周りから罪人扱いされる生きづらさがしんどかった。それでもひと時の幸せな場面は本当に美しくキラキラ感じて、曖昧な記憶に揺れながら徐々に明らかになっていく真実で、後半は涙が溢れてきていました。苦しい場面が多いけど、ロマンチックで素敵な作品。