何を伝える話なのかはイマイチ分からなかったが､作中描かれるローズの味わう苦痛､ローズが持ち続けた愛情は結構気に入った。
半分過ぎたくらいから展開の予想はついてくるものの､なお良かった作品だと思えたから好印象。
評価すべきはルーニーの高過ぎる演技力。サイドエフェクトやA Ghost Storyで見せたような､苦痛によって内側から崩れていく若干の病みを感じる演技が秀逸。言い方は最悪だが､不幸になる役が非常に合っている。痛々しくもどこか美しく見えるルーニーの演技が､私が彼女を推している理由。
珍しく嫌な奴役だったテオ･ジェームズ。嫉妬に狂って他人の人生を壊したくせに､最後何となく良い人感出してくるのが気に入らなかった。正義側のサイドキックのイメージが強い彼の悪人役が観れて満足。
