土平木艮

世界一キライなあなたにの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

⚫︎恋愛モノを観たかったので観てみた。
⚫︎恋愛モノとして観ると、とても良い作品に感じる。
⚫︎でも、恋愛要素は、本来訴えたいテーマの半分程度。原作者(兼脚本)が原作小説を書こうとしたキッカケからして、ニュースで知った『自殺幇助と安楽死』なのだから当然。
⚫︎ウィルの決意が変わらなかったからこその『作品の余韻=恋愛映画としての余韻』。
⚫︎賛否両論あるのも当然と思われる。『考えさせる作品』だから評価されてるのもある。
⚫︎自分自身の『死生観』とは異なるので、ウィルの選択は全面的に支持できないけど、充分に共感できるのも確か。『好きな人を縛りつけたくない。自由でいて欲しい』って気持ちは理解できる。
⚫︎エミリア・クラーク演じるルーがとてもチャーミング。少々デリカシーが無いとも感じられるところもあるし、『ミツバチのタイツ』も…中々に個性的だけど。
⚫︎しかし、途中一部『パトリック目線』で観てしまったので、中々に不愉快な部分もあった。あれは嫉妬するのも已む無し。
⚫︎どの登場人物の視点で観るかで印象はかなり変わると思われる。
⚫︎『印象に残る恋愛映画って概ね「主人公と恋人が結ばれないパターン」だな』と今更ながら気が付いた。

⚫︎基本『困り顔』のエミリア・クラーク。いつも以上に眉の動きが激しく感じた。オデコのシワもインパクト大。

⚫︎『パピオン・エクストリーム』と『ディグニダス』は覚えた。




⚫︎『ソーセージ・パーティー』の横にこの作品を並べてるのは、我ながら『如何なものか?』と思う。
土平木艮

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