重たくて、身近なことではない「尊厳死」について「知る」ことのでき、考えるきっかけになってくれるような作品。
久々にこんなにポロポロと涙が止まらなかったな。でも、ルーの持ち前の明るさと素直さが重たいテーマを扱うこの作品を明るく見せていて、観やすかった。
庭で映画のことを語り合うシーン、結婚式でダンスするシーン、誕生日会のシーン、、、
一つには絞りきれないほど印象的なシーンが多くて濃密な110分だったな。
ルーの眉毛の動きが感情をより豊かに見せてて、素晴らしかった。特に困り眉で笑う感じがあっぱれでした!
そして、ルーのファッションがとっても好き。
きっと実際はもっともっと複雑なもので、いろんな考えが飛び交うんだと思う。
ルーのお母さんのように「殺人だ」って反対する人がいるのも当然のことやと思うし、もちろん本人の意思を理解する人もいると思う。
どんな考えを持とうとその人の自由やけど、その問題について知っておくことがまずはすごく大切なことかなと思う。
世の中、考えないといけないことでいっぱいだな。
考えて、行動に移す第一歩として、「知る」ことが挙げられるけど、映画はその役割を果たすにはとってもいいツールだと思う。