このレビューはネタバレを含みます
この映画の90%はいつものアルパチーノらしいバイオレンス要素なんだけど、残りの10%で人間の本質を追求しようとしているところが良かった。
他のアルパチーノ映画では、他人のことが信用できなくなって、自分から孤立してしまって…という展開が多い気がするけど、この映画では、最後まで他人を信じようともがく様子が見られて、それがラストの温かさに繋がっているのかな。
ところでアルパチーノって背が低いのにマフィアのボス的な役が多いのは、フリーザの最終形態がコンパクトになるのと同じ理論なのだろう。小ちゃくて落ち着いてるやつはめちゃくちゃ強い理論。