あめ

カリートの道のあめのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.4
なんかもう色々あったな。余韻がすごい。
結末知っててもレンタカー屋さんやって欲しいって思ってしまう。
まずはハゲ弁護士。なんだよあいつ。
いい友達だと思ったのは最初だけでそっからの下落っぷりはあっぱれよ。どんどん嫌いになるしどんどん腹立ってくる。そーゆ意味では喝なんだけど。死に様はまさに痛快。カリートのスマートなやり方はグレートよ。いや、ふざけたくないのよ。良かったから。
次は恋人さん。カリートの良さを引き出すね。
麻薬王が雨の中ゴミ箱の蓋を傘がわりに隣の屋上から眺めてる姿にカリートの人の良さが出ていたような気がする。そしてストリップシーン。コレは泣きそうになった。咎めるわけでもなく応援するわけでもなく辿々しく話すのにはもう胸がキューってなる。でもよ、そっからよ。you are so beautifulが流れてドア突き破ってさ、2人の心と身体が一つになるわけよ。良きじゃないか!!他にもね、喧嘩もタクシーも最後も全部に見応えがあった。
はい次、トニーブランコ。お前は場違い。
最初から最後まで場違い。ずっとイキってて観てて恥ずかしいわ。でも本当はこの後トニーモンタナみたいに成り上がるのかなって思ったら応援したくなったよ。
まぁ他にも沢山あるのよ。カリートのカッコ良さ、不器用さと器用さ、信念とかさ、最後の追いかけっことか。さっきまで余韻に浸ってたのに、もう感想が止まらない。
いい映画だったなー。

2020/99
あめ

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