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アイ・ソー・ザ・ライトのとぽとぽのレビュー・感想・評価

アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)
2.0
私は目的もなくさまよっていた♪活かしきれていない。歌唱やアクセントをモノにしたトムヒはじめ役者達の演技は光っていたかもしれない、が残念ながらそれはボタンを押し間違えた本作を救うには充分ではなかった。作品として焦点は絞れずに淡々と時は流れていく。まるでいけ好かない野郎の年表みたいに客観的事実の羅列に終始している。モテ男の交友録・交際歴かよ。だからか偉大なるハンク・ウィリアムズ本人の楽曲が持つような魅力と深みにリーチできていない印象になっている。そういう意味でタイトルは的を得ていて奇しくもまさしく束の間の光り輝きを見た。時を越えるべき本質を捉えられていないというか二時間ただ暗く気ダルいだけみたいな仕上がりになっている。作中の当時の雰囲気も映画の雰囲気としても悪くなく、むしろ好みなくらいなだけに余計惜しい。これじゃ眠くなる上に気分御通夜になるだけじゃねえか!

「彼は本当に最低だけど愛してるの」
TOMATOMETER18 AUDIENCE35
Critic Consensus: I Saw the Light boasts a terrifically talented cast, but their performances aren't enough to enliven an unfocused biopic that never comes close to capturing its subject's timeless appeal
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