このレビューはネタバレを含みます
トム・ハーディ主演、というか、彼以外に誰も画面に出てきません。キャストにトム・ホランドの名前があったけど、声のみの出演という贅沢さ!
序盤にほぼ状況は理解できたけど、何故主演のアイヴァンはその選択をするのだ?!と理解不能で。途中で彼の父親との関係が根底にあるのだと想像できました。
はぁーー最後まで観終わって、アイヴァンは大した男だよ。ごめん、奥様の立場からしたらとんでもない男かもしれないけど。普段から仕事に重きをおいていたのも想像できるけど。でも息子達との会話を聞いていると、家庭内ではいい父親だった事がうかがい知れます。
仕事面では絶望的な状況に陥っても、何とか今できる最善を尽くす。そして彼が今までに苦労して獲得して来た信頼や人間関係があって、何とか最悪な状況から脱出できそうな希望の光が見えてきました。
途中事故るんじゃないかとヒヤヒヤしました。アイヴァンは何度かf**k!と叫んではいたけど、あれだけの多岐にわたる電話の対応、よくできたなあ。仕事できる人って普段からあんな感じなのかしら?
そして涙が、涙があのタイミングで!トム・ハーディの凄さが分かります。ファンの人は必見の映画ですね。