yuria

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分のyuriaのレビュー・感想・評価

2.5
男根主義溢れるテーマに嫌悪感を感じた。夜は誰だって1日で最もナルシシズムに浸れる時間だ。でもだからってフロントミラーを覗き自分の内面を見つめ葛藤という名の陶酔をしている間に描かれもしない電話の向こう側で女が出産をし別の女はトイレで泣いているというのに、そういった物語の構図は苦しみとか自問みたいな出産に比べたら柔いもので飽和されたように描かれていて、自己陶酔、エゴを感じさせる。わたしとしては後ろも振り返られない男に希望はない。破滅も無いんだろうけれど。
yuria

yuria