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ロスト・エモーションのshellのレビュー・感想・評価

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)
5.0
大変好きな映画でした。人を好きになると世界に色がつくっていうのが比喩でなくほんとに映像が鮮やかになって美しかった。嬉しいときは浮き足立って、ただ歩くだけで笑っちゃうの分かるな。
私も大なり小なり感情を抑えたり殺したりして毎日暮らしてるわけなので、自分の感情をコントロールできなくて戸惑うサイラスには妙に親近感を覚え、分かる分かるよアンタの気持ち……と感情をもつ人間として先輩面してしまった。
終盤の、好きでいるのを諦めない、っていうセリフは泣かずにいられなくて、ラブストーリーなのにこのセリフで両親の老いとか自分の人生を芋づる式に連想して考えちゃった。
それからニコラス・ホルトのあまりの美しさに動揺を隠せず取り乱してしまったので、私も立派なSOS感染者、DENへ強制送還です!死にます。
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