わかったわかった！もうわかったから！トム・クルーズが歳のわりにムキムキで動けるってのは充分伝わったから！
って言いたくなるくらいには内容が中途半端。
もうねぇ、「襲われて、逃げて、反撃する」だけで全部説明できちゃうのよねぇ。別にマインドハックしろとは言わないよ？でもさすがにね～。途中から展開に変化がなさすぎてずっと真顔で見てる感じになっちゃったわ。
最後の展開が一応驚きポイントではあるような気もするんだけど、理屈っぽく映画を見てしまう私としては、あのダガーの効力というか、呪術的な行動に一貫性が無いなぁって思っちゃって。それだけでそうなるんならアマネットはカラスぶら下げたり謎の乳白色の液体用意しなくても良かったよね？耳なし芳一みたいな模様もなんでアマネットだけ出てるの？
っていうかそもそもさ、ミイラって体液と内臓抜いて防腐処理とかしないとできないんじゃなかった？生き埋めでミイラ化したところからすでに引っ掛かっている私…
めっっっっちゃめんどくさい客。笑
と、理屈ばかり捏ねて来ましたが、良いなぁと思ったところだってあるのよ。
ジキルさんとハイドさんとかね、人間社会における善と悪とはどんなものなのかとかね、十字軍の話が出てきたりね。ややウケなシュールな笑いがちょいちょいカットインしてきたり。
考古学系アドベンチャーかと思いきやゾンビ系アクション(ゾンビじゃないけど)映画になってみたりしてジャンルミックス感はわりと好きだったかも。
たぶんいろいろ盛りすぎたんだ。うん。
やりたいことの為にプロットが犠牲になっている感じが私はしてしまった。
トム・クルーズの顔と筋肉があれば誤魔化せると思ってもらっちゃ困るんだぜ。(ラッセル・クロウの美声も追加で)
とにもかくにもですね、アマネット役の女優さんのエキゾチックな美しさは最高でしたよ。
「セテパイ…(吐息)」は反則だよ。囁かれた時点でセトがどうとかリビングゴッドがどうとかって話はもう入って来ないですよ。
みんな気をつけて！
