きぬきぬ

ローマに消えた男のきぬきぬのレビュー・感想・評価

ローマに消えた男(2013年製作の映画)
3.7
精神的に疲弊し追い詰められた政治家が失踪、替え玉にされたのは妄想癖で精神科入院歴のある双子の兄弟。彼は双子の片割れのフリをするだけの恐れるモノ無き自由さで妄想全開!知的でもあり、兄弟以上に政治家としての素晴らしい演技をする。それは政治と替え玉の状況と事情を最も知る秘書までも魅了する程で、狂人のカリスマ性的な事を考え、ちょっと怖くもある。
同じDNAを持つ双子は、片方が閉ざしてしまった物事を、片方が開き、また片方が、、、と入れ替わり、恋愛にしても政治にしても社会との関わりをまるで彼らにしか出来ないゲームのように生きてきたのではないかと思えて興味深い。

ヴァレリア・ブルーノ・テデスキが出ていて、いつも素敵!
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