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ディーン、君がいた瞬間のヤックルのレビュー・感想・評価

ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)
3.0
デイン・デハーンが実在した人物を演じるとあってとても興味のあった映画。
ジェームス・ディーンが主役の映画かと思っていたんだけど、実際は写真家デニス・ストックの視点で描かれた映画でした。
もっと言うとデニス・ストックに投影されたアントン・コービン監督自身が主役の映画だったように思いました。

と言うのも、思うように物事を進んでくれないフラストレーションだったり、第三者(ジェームス・ディーン)からの評価だったりが、(私が感じている)アントン・コービンの作品だったり映画監督として評価と重なるんだよね。
だからこの映画は、監督が自分のキャリアを見つめなおすために撮られたんじゃないかなぁと思いました。

この映画がデニス・ストックの視点で綴られている映画だからかもしれませんが、ロバート・パティンソンがめっちゃ良い演技してます。
主演の二人はどちらも好きな俳優ですが、どちらが好きな俳優言えば迷わずデイン・デハーンを選ぶ私でも、本作ではロバート・パティンソンの方が存在感があったように思います。
デイン・デハーンについては演じた役の難しさも影響しているとは思いますけどね…。
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