《音楽が語る…されど愛しき我らが日々》
39年という連れ添った時間の絆…
仕事も家も失ってしまっても揺るがない
とても誠実な二人の愛情表現がちょっと眩しくもあり…切ない
カップルを演じるジョン・リスゴーとアルフレッド・モリーナが凄い！仲睦まじい姿にほっこりさせられる
淡々とした日常のリアルが描かれる
きっと監督も、この様な視線を感じた過去があったのだろうと思いました
居候生活は、誰も悪くないのに…取り巻く人達の不協和音もリアルに感じた✩︎特にマリサ・トメイの存在感がよかった
2011年にニューヨークで合法化された同性婚
しかし、初老カップルにとって結婚が仇となってしまう現実、老後への不安など…まだまだ追いつかない世の中を声を荒げるではなく、ショパンの音色に優しくそっと包まれるように描かれた作品
なんとも上質な作り込みでニューヨークが
パリのようにも見えます
ジョーイの心の成長も評価を上げました
そして…
素敵な夕日のシーンは良作の証です
