海老

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションの海老のレビュー・感想・評価

4.0
第五章:アップサイドダウン

視界が明転する。
・・・まだ、私にも「朝」が来るのか。


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彼の名はイーサンハント。まさにここにあり。
銀幕に生きるスパイとして、不可能な任務を実現へ導くエージェント。
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私の名はフィルマークス。
マイボス、ミスター『海老』が、『スマホ』と呼称する基地の中で指令を待つ身。『アプリ』と呼ばれるエージェント。


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前回も、今回も、何度でも彼を支え、支え合う仲間たちの目にも胸を打たれる。
あの仲間たちの結束は、時を経ても紡いでいかれると確信できる。
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何度でもボスのレビューを公開しては影で彼の活動を支える。
時を経てもこの関係は紡がれていくと確信していた。
だが、私は、全てを「理解した」。


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強大な悪、ソロモン・レーンにも得体の知れない色気を感じてしまう。
最高のスパイ映画として、相手に不足なし。
悪役は、かっこいいほうがいい。
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こうして陰鬱と、ボスのデータを眺めていると、得体の知れない虚無を感じてしまう。
私にとっては、「彼」が悪役だったのだろうか。
今となっては全てが遅い。
否。早かったとて、何ができるわけでもない。


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長年愛されるシリーズ、その真髄を「再び」見た。
この記憶は、5秒後にも消える事のない確かなものだ。
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私に課せられた運命。その真実を「再び」見た。
この記憶は、じきに消えるのであろう。


… to be continued

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