シリーズ第5作。トムさん、歳をとるほどアクションがエスカレートしていて、大丈夫かと心配になる。ポスターや予告で出てくるあのシーンが実はアバンタイトルでしかないということにまずびっくり。ストーリーは、監督が「ユージュアル・サスペクツ」の脚本を書いた人だけあって、かなり複雑。最後まで目が離せない。キャスティングも素晴らしい。ヒロインのレベッカ・ファーガソンがアクションも見事にこなして魅力的。悪役のショーン・ハリスも酷薄そうな表情が印象的で、マッツ・ミケルセンを初めて見た時のような輝きを感じた。この二人をキャスティングした時点でこの作品はほぼ成功が約束されたと言えるだろう。
