加藤亜季子

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションの加藤亜季子のレビュー・感想・評価

4.0
1週間で1〜5まで見直すと、めちゃくちゃ客観的に見れる。
ゴーストプロトコルに比べてまた少しシリアス路線になった感じ。
イーサンもイルサも可哀想だった。

今回クリストファーマッカリーが監督に指名されたということは、トムはワルキューレやジャックリーチャー、ALL YOU NEED IS KILLを評価しているということなのかな?、、、??

今回は久しぶりに完全にロマンスが無かったので(完全に、という意味では1以来?)仕事に徹するイーサンでした。
でもなんかIMFの後ろ盾がなくて可哀想だったな。
その代わり今回はベンジー、ルーカス、ブラントが大活躍。非現場のジェレミーレナーも素敵です。
モロッコで4人が遭遇するシーンも可愛くて好き。

なんか見ながら色々ツッコミどころはあったけど、忘れちゃったな。なんだっけな。
ベンジーを人質にとった悪役は、ちょっとどうかなと思いました。だって恋人でも家族でもなく、仕事仲間よ?
仕事仲間を助けるためにあそこまでするだろうって思うのは、よっぽどイーサンの人柄を知ってるか、性善説の実は甘いお人好しさんかのどっちかでしょう。走れメロスかって。
(追記:その後続編のフォールアウトでは、イーサンは1億人の命よりも1人の命を助ける男だ。とちゃんと台詞にして評価されてました。メロスとか言ってすみません笑)

まあ、イーサンは助けに来てくれるんだけどね。
ボンドも大好きだけど、ボンドと違ってみんなから愛し愛され仲間がいる温かみのあるイーサンが好き。
あと、ベンジーはどうやって嘘発見器に嘘ついてたんだ?
現場経験もそんなに長くないベンジーがあっさりパスできちゃうシステムなんて、CIAでは使い物にならないでしょ。
「借りはない」ってことなのかなって最初思ってたけど、でも嘘ついたってベンジーも自分で言ってたしな。まあいいけど。

あとはマスクの作り方が進歩してたな。
M:Iシリーズはアイテムが全部スタイリッシュで好き。それはこのシリーズにおいては絶対的にこだわるべきポイントだから当たり前といえば当たり前なんだけど、すごく良いなと思います。
今回で言うと一瞬しか出てきてないけど、窓ガラスを静かに粉々に割って侵入するアイテムとか。
でも使ってるスマホとタブレットはAppleじゃないんだな。

もうこのMIシリーズは、今までの作品のクオリティを必ずしも超える必要はなくて、ある程度のクオリティさえ保っていればシリーズが続いていくことが最重要(私にとっては)

演技もやっぱりトムは最高でした。あの歳であのアクションは尊敬に値する。
それにしても、ローグネイションってタイトル、しゃれおつすぎますね?


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