ごん0811

チャップリンからの贈りもののごん0811のレビュー・感想・評価

3.7
3年か4年前に、東京の赤坂にあるWOWOW試写室で、チャップリン協会の方にお会いするイベントがあって、チャップリンに関するドキュメンタリー映画を観た時のことを思い出しました。

チャップリンの映画は、小学生の時に家族と旅行に行った時に旅行先のホテルの映画チャンネルで放送されていたのを観て、そこから、いろいろ観るようになったのですが、「街の灯」や「ライムライト」は、今でも大好きな映画です。

そんなチャップリンのファンの僕には嬉しい演出もたくさんある映画でした。音楽もチャップリン作品の音楽を思わせるものだったり、「ライムライト」のシーンそっくりのシーンがあったり、ストーリーより、そんな細かい演出が楽しかったです。

チャップリンの遺体誘拐事件を基に映画化したのが、この映画なのですが、犯人2人のノープランな誘拐事件は、ハラハラしながらも、笑えました!

実際の事件では、遺体の棺は17キロ離れた、とうもろこし畑に、ほったらかしにされていたり、しかもその場所を犯人が忘れて、犯人逮捕後に何カ月も警察が探すハメになるとかグダグダで、実際の事件のオチも好きです。そこは映画と違うところですね。

チャップリンの名言で「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である」という言葉がありますが、まさに、そういう映画!映画で観てる側は笑っちゃうけど、犯人には、たまったものじゃないトラブルが起きる(笑)

エンドロール後にも、爆笑シーンがあります!
ごん0811

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