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ドローン・オブ・ウォーのグーフィーのレビュー・感想・評価

ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)
3.1
9/15/2015 早稲田大学 大隈記念講堂 小講堂にて鑑賞。
(鑑賞後、田原総一郎さんと森本敏さんによるトーク付き。)

新手の戦略として、無人戦闘機ドローンの実態を知らしめる映画であった。(2010年当時の事実を元に作られているので、現時点は、もっと発展しているのだろうと、推測される。)
 
新聞の国際面でたまに見かける「タリバンやISのナンバー2を殺害」という数行で終わる記事。この映画を観て、その一部始終に合点がいった。そうだったのか、こうやっていたのか!

ラスヴェガス近郊の空軍基地に、ちんまり並ぶコンテナ(!)の中で繰り広げられる、サイバー戦争(対テロに限定)の様子が、元花形トップガンであったろう男(今は単なるオペレーター)を通じて、真実を描き出していく。

アメリカにいながら、遠く離れた問題がある中東地域を、衛星を使ってピンポイントで、テロリストたちを殺害するのが、仕事だ。そして、完璧なほど成功している。詳しい内容は、映画を観て、追体験してほしい。

戦争をしたい国家と、末端で実際に人を殺す兵士という、戦争の本質は、変わっていない。そもそも戦争をしたい国家に、神や倫理感は、存在していない。実際に手を下す兵士たちが、爆弾や銃で肉体を、PTSDで心をやられてしまうのである。

ドローンの登場によって、戦争のスタイルは、確実に変わってしまった!もう後には戻れない。安保による後方支援が、云々と揉めてる日本は、確実に遅れているね。どうする日本!

そして、シューティング・ゲームが好きなゲーマーの君たち、ゲームを作成するオタクな君たち、この映画を観て、どう思うかな・・?
若い君たちの意見や感想が知りたいです。

田原さん、「朝まで生~」で、このトピックで番組作ってほしい。それと、今そこにある危機である刈り上げ兄さん(=北朝鮮)問題。しかしながら、これは実は本当に怖いテーマです。
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