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涙するまで、生きるのyunのネタバレレビュー・内容・結末

涙するまで、生きる(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

希望を失い死を望む人間が生きる選択をする、という事はこれほど難しい。

生きたい人間にすれば、死から逃げていいと言われれば一目散に逃げるだろう。しかし、絶望した人間にただ生きろ、と言っても伝わらない。性は、単純な快楽だけではなく、人間の生きる本質のような深いものがある。それに触れた捕虜。主人公とも本当の友情も芽生える。様々な葛藤を経て、生きる選択をした捕虜を見て、安堵。

全体的に静かで地味ではあるが、見入る事ができた。まるでドキュメンタリーのような本物らしさは、撮影の仕方や役者の演技によるものなのだろう。
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